2020年3月末から
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で、スタジオをクローズしていた際、
オンラインレッスンとして始めたのが おうち de TANGO です
< おうち de TANGO とは・・・>
3曲分 ミュージカリティ実践 、
ボレオやラピスなどのテクニックに加え、音の取り方、動き方のバリエーションを練習します。
単なる エクササイズではなく「ひとりで踊るタンゴ」と思って練習して頂きたいと
考えています。
ダイジェスト版ですが、ご自宅での練習、ストレス解消、気分転換に最適だと思います。
もちろん続けることで「タンゴ力」は かなり身に付きます!
隙間時間に1曲だけなら 6〜8分で十分! ぜひやってみて下さい。
動画 おうち de TANGO Vol.01
1曲目 Gorriones del tango
2曲目 La Yumba 4:33〜
3曲目 Melancolia Urbana 10:42〜
> 言い訳・・・
この1回目の「おうち de TANGO」は 本当に大変な緊張をしました;;
初めてのオンラインレッスン!!
パスワードの設定などのミスがあって、予定時刻を大幅に遅れての開始となり、
せっかくご購入頂いてた方は 何名か結局出来なかくなってしまいました。
もう どうやってお詫びしたらよいやら・・・
頭の中はパニック状態で、まともな精神ではやってられなかったですね(笑)
今 思い出しても汗びっちょりです。
それで 動画を今になって見返してみると、やたらぶっきら棒ですね(笑)
緊張するとこーなるんだ! ってことが自分でわかって反省してます。。
まだマイクなども揃っておらず、見え方の工夫もされておらず、実際のオンラインレッスンを受けた方は音も悪いし、これじゃーダメだな・・と思われた方はたくさんいたと思います。
あらためて ここで謝ります。。 ごめんなさい。
2回目以降 学びつつ 少しずつ成長してゆきますので(笑) どうぞ生暖かく見守ってください(笑)
> 1曲目 Gorriones del tango
1歩、前後に送った位置へ 重心を移動しつつボレオを入れる練習です。
このシリーズの中で 他にもボレオについては手を替え品を替え言及していますが、
この回でやっているように、重心の移動と伴い、足を一度開くことでボレオの足は上がりやすくなりますし、開くからこそ 膝を閉じる という次の働きが生まれるんですね。
” 上げる ” ことや ” 膝を閉じる” ことに囚われないように、重心移動にフォーカスすることをぜひ試してほしいと思います。
しっかり重心移動をし、軸の安定があってこその「ジェスチャーレッグ」なのですね。
ジェスチャーレッグとは フリーの足です。
体重をのせていない動かす方の表現を担っている足ですね。
このジェスチャーレッグの大事な条件は「やわらかさ」です。
柔らかく しなやかに 思い通りの動きをコントロールするためには、重心の乗った軸足の安定がなにより大事ですね。
これくらいゆっくりした曲で、乗り切った足をいちいち指差し確認するような気持ちでいたいですね。
> 2曲目 La Yumba
プグリエーセの名曲 ラ・ジュンバです。
ブエノスっ子たちは 「しゅんば」と発音される方もいるので、それだとなんとなく抜けた感じになっちゃいますけど、ジュンバ というのは強い擬音を表します。
バンバン とか ダンダン とか そーいう ジュンジュン が ラ・ジュンバです。
ですので、強いアクセントを足の動きで表現するような練習になっています。
そして、この おうちシリーズでは たびたび「 H 」型をとる練習が登場します。
コンセプトが畳一畳のスペースで ピボットなしで というものなので、この アルファベットのH形を左右対象に、音の取り方や 動きに変化をつけてゆくやり方をしています。
形のイメージが頭にあると、やりやすいですよね。
> 3曲目 Melancolia Urbana
エレクトリックタンゴ と呼ばれるようなジャンルの音楽です。
アンニュイな感じが素敵なので、ラピスと「テンテンテン パッ 」のコンビネーションですね。
このような動きによって 音の質感を捉えることや、アドルノのセンスが磨かれてゆくと良いと思います。
センスを磨くってどーゆーこと?
どーやって??
これ 様々な分野において 言葉にしづらい 難しさがあると思うのですけど、自分にセンスがあるかないかなんてわからないですよね。
そうすると ケーススタディを繰り返してゆくことで「自信をつけてゆく」しかないと思うんです。
正直 おうちシリーズも似たような動きがたくさん出てきますが、いわゆる「ステップ」に着目してちゃダメなんです。「あのステップと同じですねー」なんて 言ってちゃダメです(笑)
そうではなくて 同じようなステップでも曲によって こんなふうに表情を変えるよ というケーススタディなのです。
そうして 幾通りものスタイルを自分の引き出しの中へしまってゆく作業を「おうち」でたくさんして欲しいと思っています!
また どんどんUPしてゆきますね〜ヽ( ´¬`)ノ