2020年3月末から
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言で、スタジオをクローズしていた際、
オンラインレッスンとして始めたのが おうち de TANGO です
< おうち de TANGO とは・・・>
3曲分 ミュージカリティ実践 、
ボレオやラピスなどのテクニックに加え、音の取り方、動き方のバリエーションを練習します。
単なる エクササイズではなく「ひとりで踊るタンゴ」と思って練習して頂きたいと
考えています。
ダイジェスト版ですが、ご自宅での練習、ストレス解消、気分転換に最適だと思います。
もちろん続けることで「タンゴ力」は かなり身に付きます!
隙間時間に1曲だけなら 6〜8分で十分! ぜひやってみて下さい。
動画 おうち de TANGO Vol.02
1曲目 Cite tango (A,Piazzolla)
2曲目 Sweet Dreams(Tanguetto) 4:26〜
3曲目 Mi Morocha (R,Tanturi) 10:46〜
この時の動画は ちょっとまぶしいですな・・・・すんません・・・
> 1曲目 Cite Tango
この時はまだ エクササイズ要素が強めだったのですね。。
クロスのリピートとラピスのコンビネーションでのエクササイズ。
クロスで入れ替えるバランスや、クロスした足の角度など
タンゴでは 非常に重要なポイントです。 男女ともに!
クロスを入れ替えている時、上体がぶれていないかを鏡でチェック出来るといいですね。
後ろからのクロスは 女性だとエンガンチャという実践に、
男性だと そこからサカーダへ入る時などでよく使われます。
後ろからのクロスで 押し出された足から、ラピスへ入る際、
軌道としては 前からです。
足は 真正面に押し出されてから 横へ開くことで 円の軌道は美しくなります。
ダメな例としては・・逆説的ですが 円を描こうとするあまり
足を横へ開くタイミングが早くなると 雑で 一瞬ガニ股が見えてしまうので気をつけましょう。
クロスの動作が 弾みのある テンポ感をともなったものであるのに対し
ラピスの表現は 滑らかな働きに 切り替えるマインドの器用さも必要です。
> 2曲目 Sweet Dreams
例によって H 型です。
ここでもクロスをしますが、1歩前後させた重心移動と合わせています。
このような動きだと、1歩出した足は 飾りでなく ちゃんと乗ることが大事です。
では、どれくらい乗ればいいのか というと、それは音楽のテンポによって変わってきます。
この曲 Sweet Dreams は、メトロノームで言うところの 122BPMくらいではないかと思われます。
早い印象ですが 実際そんなにめちゃくちゃ早いわけでもないので、このくらいのテンポなら まあしっかり重心は乗せられるはずです。歩幅にもよりますけど。
で、ちゃんと重心移動をして、それを利用して クロスを正確にするための練習ですからね。
テンポによって 重心の乗せる量が変わる というのは、例えば 2拍子のミロンガなど、同じ122BPMでも床にタッチする程度だったりなわけです。タッチ&ゴーで もう移動 って感じで。
逆に ゆっくり まったりした80BPM くらいの曲であれば、重心は ぐっーっと しっかり乗せ切る とかね。
そんなわけです。
単にクロスクロス ラピス ラピス だけでなく、そんな重心移動の量 と 質も 高められるよう練習してください。
> 3曲目 Mi Morocha
私が愛してやまないタントゥーリのミロンガです。
2曲目の 重心移動の量 の話、 この Mi Morocha は2拍子で 119BPM くらいでしょうか。
小さな歩幅に押さえても、半量しか 重心は乗せられない速さですが、
この練習では 3リズムで 1歩 をとっています。
ですので、横の時は 右足・左足を 半量ずつの重心で 体を真ん中に保って 1 2 3 12 3 と小刻みに動きますね。
縦の場合は そのまま 同じラインをリバースしなければならないので、真ん中に保っていると、むしろリバースしにくくなってしまいますから、1 2 3 の 3 で 全部重心を乗せ切って ストップするように意識しておくと、リバースを間違えることがありません。
重心を乗せる量 は こだわって研究した方がいいです。
かっこ悪く 跳ねたり 踏み間違えたりしてる人は ほとんどの場合 その重心を乗せる量で失敗しています。
解説の中で 横の 1 2 3 は体を引き上げて高く、膝は伸ばし、
縦の 1 2 3 は 重心を低く 膝をゆるめていますね。
そのように 体を高い位置に置くのか、低くするのか 、これも重心の量のベストを知るために大事なポイントになりますよ^^
“ジョーズ君”
“jnk先生”